役職責任そのままで給与カットになった上司がどんどん辞めていく


僕の勤務している、衰退して潰れそうな会社では、地元の有限会社に株式買い占めで乗っ取られてから…

年配管理職および妊娠した女性社員の退職強要→30代中堅社員の大量転職→20代男性社員が30歳になるまでに転職→55歳以上給与カットで手取り15万円→良心的な役員・社長解任…

と、もはや止めようのないスパイラルで悪化の一途を辿っているのは、前回書きました。

このシリーズ、毎回の冒頭部分の書き出しが、ヘビーというか、救いようのないことになってきて、書いてる僕も辛いです(笑)

それはともかく…

現実問題として、僕より10歳前後歳上の、55歳を迎えた先輩というか管理職の方々の給与カットが始まりました。

そりゃ、見てて悲惨ですよ。

30年以上勤めた挙げ句、給料が新入社員に逆戻りですからね。

たまったものではありません。

しかも、管理職の役職はそのままなので、残業代とか一円もつきませんしね。

あからさまに仕事のモチベーションがただ下がりです。

それでも、住宅ローンや子供の学資ローンのある方は、そのまま在職。奥さんのパート代やら、ローンの期間延長やらで、ギリギリの生活をしているみたいです。

もう、見てられませんよね。

そして、住宅ローンなどがない上司の方々は、給与カットを契機に、転職していきました。

僕が若い頃から慕っていた上司の方も、「プライドが許さない」と退職、さらに年収は下がるもののラーメン屋さんで働き始めました。

今でも時々お会いしますが「今のほうがずっと心が楽」とは言ってます。

また、つい先日も25年間お世話になった歳上の係長さんが、55歳の誕生日がくる直前に退職することになり、お別れの挨拶をしにきてくれました。

やっぱり、馬鹿にされて踏みつけられるのが許さないそうです。

まぁ、そんなんを目の前で見ることになりますから、若い社員も将来に展望が持てなくなりますよね。

今年だけで、20代の若手社員が3人も立て続けに辞めます。

たった40人ほどの部署で、毎年5人前後辞めて、5人前後入社してくる…

ちょっと異常ですよね。

そんな噂はどんどん広まりますから、年々入社してくる新入社員も微妙な方々になっていき…

来年にいたっては、大卒内定者二名ともに断られてしまい、雇用計画自体が破綻しかけです。

どうやら、地元の高校のブラックリストにも載ったみたいで、高卒の就職斡旋すらしてもらえない状況になってきましたが、続きは別のお話にしたいと思います。

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