グーグル検索順位上昇とフェイスブック「いいね!」の効果・関連性

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グーグル検索アルゴリズムの表示順位上昇効果とFacebook「いいね!」の関連性

Facebookの「いいね!」にグーグル検索順位を上げる効果があるのか、そして効果的なフェイスブック拡散のやり方について、100万PV越えのWEBメディアを立ち上げた経験をまじえて解説します。

■Facebook「いいね!」に検索順位を上げる効果があるのか

●直接的ではないが間接的には効果が大きい


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Facebookの「いいね!」がグーグル検索アルゴリズムに対してどれだけの効果があるのか、グーグル側は明言を避けていますが、公式見解の断片を整理すると以下のようになります。

「いいね!」に被リンク効果はないが、「いいね!」に全くアルゴリズムが関係ないわけではない。

というものです。

検索アルゴリズムの公平性・中立性を最重要視するグーグルは、そのアルゴリズムについて情報を公開することは決してありませんが、グーグルがここまでの見解を述べるということは…

「いいね!」には被リンクよりは落ちるが何らかの加点要素があると考えてよいでしょう。

そして、現在、ウルトラビッグやビッグワードで検索一位にいる、僕のメインサイトの記事たちも、間違いなく多くの「いいね!」をいただいています。

■「いいね!」を効率的に増やす方法

●個人アカウントではなくFacebookページを活用する


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「いいね!」を効率的かつ継続的に増やすためには、Facebookの個人アカウントではなく、商用アカウントのFacebookページを利用することになります。

Facebookのタイムラインは次々と流れていき、投稿をしてもコンテンツが人目にふれるのはせいぜい48時間です。

だからと言って、同一のコンテンツを二日おきに投稿すれば、個人アカウントならスパム通報されて終わりです。

そこで、便利なのがFacebookページでの投稿です。Facebookページでの投稿も、何もしなければ48時間程度で鮮度は失われますが、Facebookページには1日100円からの課金配布制度があります。

また、課金投稿では表示するターゲット層の性別・年齢・趣味・関心などを指定することができますので、課金投稿コンテンツに反応するターゲット層に永続的に拡散し続けることが可能なのです。

■100円あたりの配布数とPVは?

●500~1000リーチで50~100PV前後


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コンテンツの質にもよりますが、最終的に検索一位表示されるような良質コンテンツなら、1日100円あたりのFacebook広告で500~1000リーチ(500~1000人のタイムラインに表示)、うち10%程度が記事を読んでくれるので50~100PVになり、さらに内部リンク回遊を加算すると100~200PVになります。

また、コンテンツの質次第ですが、およそ5%が「いいね!」をくれ、1%がFacebookページ自体のファンになってくれます。

ですから、1コンテンツを1日100円で課金広告配布した場合、50~100PV、2~5「いいね!」が増え、Facebookページの読者が1~2人ずつ増えていくことになります。

また、きちんと収益化をしたコンテンツの場合、1PV0.3円前後になりますので、100円あたり15~30円はその時点で減価償却が可能です。

■Facebook広告の注意点

●Facebook流入は直帰率が高い


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Facebook経由の流入で一番気をつけなくてはいけないのは、タイムラインからなんとなく入ってくるFacebook流入読者は、何かを知りたくて検索流入した読者より直帰率が高いということです。

グーグル検索アルゴリズムでは、コンテンツの直帰率が高いと検索順位が下落します。

このため、Facebook広告を増やせば増やすほど直帰率が上がるというジレンマがあります。

コンテンツ側のアクセス解析などで、検索流入数をしらべ、Facebook広告流入は全PVの10~20%程度に調整する必要があります。

■個人Facebookアカウントの盲点

●知人ほど人が儲かるのを嫌う


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最後に一つアドバイスです。あなたのサイトが成長してきたら、個人Facebookは卒業することをおすすめします。

Facebookの投稿には、隠していても日々の生活レベルが表れます。

人は妬む生きものです。特に知人が豊かになっていくのは、他人が豊かになっていくよりも煩わしく感じる人は少なくありません。

なかには、コンテンツや投稿に対して違反通報をして嫌がらせをする人もいます。

様々な弊害を考慮すれば、ある程度の成功レベルに到達したら、個人アカウントはFacebookページの管理専用アカウントととしてのみ使うことをおすすめします。